単身赴任メモランダム別館

バラの花びらのジャムを入れて飲むお茶

ロシア料理のレストランへ行ったら、デザートに薄く切ったフルーツケーキと一緒に、ワイングラスに盛り付けられたうすいピンク色のジャムが出てきました。

どうやって食べるのかわからなかったのでケーキに載せて少し味わってみたら、バラの香りが。

バラの花びらのジャムだったのですね。

ウエイターが銀の取っ手が付いた背の高いグラスに紅茶を注ぎながら、「ジャムを入れて召し上がってください」

そうか、ロシア風には紅茶にジャムを入れて飲むと聞いていたけど、これだったんだなと初めて納得しました。

そうですよね、試したこともありましたが、紅茶にイチゴジャムやママレードなんか入れてもあまりおいしくはありません。

やっぱりバラの花のジャムだからこその話なのでしょう。

お茶に入れるとバラの花びらがやわらかく開いて、ほのかに香りが立ち上ります。
なかなかおしゃれで高貴な感じのする飲みものだなと、すっかり気に入ってしまいました。

バラの花びらのジャムって高価なのだろうなと思っていたのですが、あとでネットでバラのジャムの値段をみてちょっとびっくり。

これなら、ときどき気軽に楽しめるかも知れないと思うと、ちょっとうれしくなりました。